木のこと家のこと 石井工業株式会社

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天然乾燥から得られるメリットデメリット。それでも天然乾燥にこだわる理由。

      2016/04/21

前回のコラムにもちらっと触れましたが、

 

今日は天然乾燥の話をしたいと思います。

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 当社の天然乾燥させている材木の様子

 

石井工業㈱は、基本的に材料を乾燥させる際木を天然乾燥させています。

 

天然乾燥とは読んで字の通り。

 

日当たりが良い場所に何か月も干しておき、材料を乾燥させる方法です。

 

では、天然乾燥以外にはいったいどのような乾燥方法があると思いますか?

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天然乾燥以外の乾燥だと、人工乾燥があります。

 

人工乾燥には様々な機械設備が用いられ、どういった方法が良いのかといった議論も

多く、一概にどの方法が一番良いといった事は申し上げられません。

 

そんな天然乾燥と人工乾燥ですが、

それぞれにメリットデメリットがあります。

 

天然乾燥の場合。

 

大きなデメリットとして挙げられるのが、

時間がかかることです。

 

一般的に、住宅用に使用する木材の水分含有率(以下含水率)は20%以下が

好ましいと言われております。

 

それに対し、伐採直後の丸太は切る時期が良いものでも、

製材をした直後だと含水率は軽く50%を超える状態です。

 

なので、製材したての材木を乾燥させるには、

それ相応の時間が掛かります。

 

逆に、天然乾燥のメリットは、

乾燥させた状態の材料でも色、つやが綺麗に保たれること。

 

これは人工乾燥のデメリットにも通じてくるのですが、

人工乾燥の場合、温度、湿度が管理された乾燥機に入れて

強制的に乾燥させるので、乾燥後の材料には木が本来持つ

油分が飛んでしまい、つやが出ないことがあります。

 

乾燥後の材料を、ひとカンナ入れて削ると一目瞭然。

 

もちろん、全ての乾燥機がそういう状況という訳ではないのでしょうが、

これまでの経験上、そういった状況が多いです。

 

山武杉の場合、他の杉と比較してももともと油分が多く含まれている

材木ですので、材そのものの良さを引き出す為には、人工乾燥より

天然乾燥の方が適していると当社は考えます。

 

最後に、人工乾燥のメリット。

 

なんといっても乾燥時間の短縮です。

 

天然乾燥の場合、材によっては数か月かかる乾燥時間も、

人工乾燥は数週間から一か月程度で同水準の含水率まで

持っていくことができます。

 

天然の乾燥ができるのも材木屋だからこそ。

 

山武杉へのこだわりは、時間と手間との勝負です。

 

 

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