製材する時に出る端材。もったいないから生まれる新たな見せ方を考える
2016/04/21
材木屋と一言で言ってもその営業方法は様々あります。
①市場から、材料となる材木を仕入れて小売りするお店。
②材料となる材木自体を、山から伐採し、自社製材するお店
③市場から、材料となる材木を仕入れ、加工をして商品にするお店。
等々。。
もっと違う営業方法もあるよという声も聞こえてきそうですが、
大まかな流れとしてこんな感じで話を進めます。
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そして、石井工業㈱はどれにあたるかというと②に分類されます。
山から伐採した丸太を自社の製材機で製材し、材木とし使用します。
その、製材の際に出る端材。
この処理がクセモノなんです。
製材の際に出る端材
うちの場合、ほぼ毎日機械が動いてますので、写真の
ような端材がすぐに山となって溜まってしまいます。
こんなに出るのか?
と感じてもらえる方がいたらうれしいんですけど、
丸太から製品とする場合、全部とは言わないまでも、
丸太を100とすると製品となる材木は60くらいなもんで、
残りは写真のような薪に近い端材となります。
私は、常日頃この端材がもったいないなと感じています。
今は業者が定期的に来て持って行ってもらっているような
現状なので、その思いが尚更強く、この端材の何か活かせないかなと
いつも思考錯誤を繰り返しているような毎日です。
薪として販売するのはどうか?
とか、
土留め用として切りそろえて実用化するのは面白いかな?
とか、
端材を使って、小さな家の模型みたいなのを作るのはどうだろう。
などなど。
色々なことを考えては、消えていくような毎日です。
何故、考えては消えるのかというと、
端材はあくまで端材
と思ってしまうからです。
当社の場合、丸太から製品にするといっても、
製作している材木は多岐にわたります。
柱のような角材もあれば、構造材のような大きな平角材。
または、厚さが様々な板状のもの。
あるいは、細かなホームセンターなどでも販売しているような
垂木や、貫なんかももちろん製材します。
要するに、製材で発生する端材も、その都度違うんです。
大きな端材から小さな端材までそれこそ形は様々で、
それを何か新しい形にするとなると、何か奇抜なアイデアが
必要かななども思いました。
形が色々あっても、キャンプファイヤーの薪とかにはいいんじゃないのか?
そのように考えたこともありました。
ですが、丸太から製材するということは、水分を多く含んだ材ということです。
結果、もちろん端材にも多く水分が含まれているので、
薪として使用するにはあまり向いていないかなと考えました。
そんなこんなで、色々と思いついては消え、
の繰り返しなんです。
端材でできる面白いモノ。
何かアイデアがあれば教えて頂きたいです!