柾目と板目の使い方と見せ方
2015/11/26
一般的に馴染みが深いのが板目でしょう。
自宅やお店でも、これって木から出来てるんだという、
ファーストインプレッションに入ってきやすいというのが理由かなと思います。
柾目というのは、和室の長押に使用されたりだとか、
多くは建具材に使用されています。
いわゆる、高級品というイメージですかね。
ではこの柾目と板目、どうやって作っていると思いますか?
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もちろん、丸太からですが、
柾目を作るには柾目を作るなりの製材をしないとなりません。
柾目と板目では、製材の仕方が異なるのです。
板目は簡単です。
(簡単といってもそれなりの熟練された技術はもちろん必要です。笑)
板目の柱
柾目の場合は丸太を四角くする製材の仕方ではなく、
まず丸太の芯から真っ二つに胴割します。
そして、真っ二つにしたものをさらに二つに割って、
丸太からすると4分の1の大きさにします。
ここから、木の目の模様や節の具合を見ながら、
必要な厚さに落として、柾目の板の完成です。
言葉で書くと簡単そうですが、この柾目の製材は、
なかなか簡単にできるものではありません。
当然、小売りにする際にも、その分の手間が含まれるので、
板目の材よりも高くつきます。
そういったところからも、建具材や長押材のように、
家の中でも重要な化粧材木として使われるんでしょうね。
同じ丸太、同じ樹種でも、
見せ方によっては色々な顔が見れます。
ちなみに、当社は柾目でも板目でも、オーダーメイドで
家具を作ってますので、よかったらご覧くださ~い(笑)