シロアリの予防に選ぶにはどんな木がよいか
皆さんこんばんは。
シロアリの被害にあってリフォームせざるを得ないみたいな状況になった方っていらっしゃいますか?
木は生きているものなので、どうしてもシロアリや虫の被害というモノは出てきます。
今後家を建てる方も、もう既に建ててしまった方も、知っておいて欲しいシロアリの話を少ししようかと思います。
シロアリに強い木
細かく分けていけばいくつもあるのですが、
一般的に住宅に使用されるであろう樹種に絞って話を進めます。
まず、
当社が最も使用する木としてはスギですが、
スギやヒノキは比較的シロアリに強い木です
シロアリの被害が多いのは地面に近い部分なので、土台が最も重要な部分と言えます。
当社の場合、
土台に使用する木は国産材のヒノキです。
その他、ヒバなども使用する事がありますね。(もちろん、ヒバもシロアリに強いです)
また、同じヒノキでも木の芯に近い部分である赤身のヒノキを使います。
上の写真を見て頂けると、
心材と辺材と書いてありますね。
木というのは、赤身と白太(シラタ)という部分に分かれており、木の芯に近付くほど赤身の部分が増えていきます。
そして、
辺材よりも心材の方が腐りにくいのです。
このように、
木の樹種ごとに違う特徴を活かしながら、適材を適所に配置していくのが材木屋の造る家づくりですね。
シロアリに弱い木
強い木があれば
もちろん弱い木も存在します。
一般的にシロアリに弱いとされているという事は、シロアリが好んでその木を食べるという事です。
どんな木があるかというと、アカマツやベイマツといった松系統の木や、ツガ系統の木が弱い木と言われています。
ですが、現在の住宅業界において
マツやツガを土台に使用すると言う事はあまり無いかと思います。
もちろん、ゼロでは無いかと思いますが、
もしご自分の家の土台の木が何の木か調べられる方がいれば、一度調べて見て下さいね。
建てた後からの予防方法
これまであまり気にしてなかったけど、
このコラムを見て気になった方がいたら是非試して下さいね。
建ててしまったけど
シロアリが気になるという方は、
まず床下点検口を覗いて見て下さい。
もし何も対策を施しておらず、
築年数がそれなりに経過している
住宅でしたら、点検口から覗いた段階で
そこから見える土台はじめとした
木材が既に腐り始めているかもしれません。
そうなったら場合は専門の駆除業者に大人しく任せましょう。
ひどい場合だと、家の中にまでシロアリが上がってきてしまっている場合もあります。
その場合は一刻も早く
相談に行った方が良いですよ。
これから建てる場合の予防方法
新築の場合は見積もりの段階で、
その業者に防腐処理について
質問をする事が先ずは良いでしょう。
そこで、
- 基礎の高さを上げている
- 木はヒノキやヒバを使っている
- 防腐剤を塗っている
などの明確な答えが返ってくればとりあえずは安心出来ると思います。
逆に何も説明が無かったり、
質問をしても答えが返ってこなかったりすればそれは注意が必要です。
もちろん、
石井工業の場合は上に上げたような対応は、
施工させて頂いている全ての物件で
実施しておりますのでご安心を。
上記はほんの一例ですが、
仮に適切な対応をしていても、100%シロアリの被害を防げるワケではありません。
ですので、お客様である建て主の方にも、
情報として知っておいて欲しいという思いを込めてこんな記事を書きました。
業者とお客様が同じ方向を向いてこそ、
初めて良い家が出来上がると考えます。
色んな角度からの目線も必要ですよー( ´ ▽ ` )