伝統工法で建てる新築
2017/01/27
梅雨真っ只中ですが、先日新たな現場が一つスタート致しました。
梅雨の合間の晴れの日に上棟を行ったんですが、
プレカット工法では当たり前となっている羽子板等の
金物を使用しない昔ながらの伝統工法で組まれた手刻みの家です。
今日はその様子を少しご紹介したいと思います。
磨き丸太とインテリアとなる屋根
これまでの事例にもいくつか前例はありますが、
今回もリビングに国産材の杉丸太を柱として使用しています。
この丸太に、
桁が四方から刺さる形となり家全体をしっかりと組み上げます。
また、こちらの新築は真壁工法と言って、
柱が壁内に収まり見えなくなってしまうのではなく、
柱と柱の間に壁が収まる形となり柱もインテリアとして表します。
通常、和室などによく用いられる方法ですが、
こちらに関しては家全体が真壁となり
国産材の温もりをふんだんに楽しめます。
こちらは屋根の様子。
写真中央右に見える束に、昇り梁で左右から梁が掛かります。
一度建物上に上げてから、左右の梁を組んで上から落とすというやり方は、
想像以上に大変でしたが、収まるときれいな形となりました。
同じ区画内に3棟目の山武杉の家
今回の施主様は、
実は以前に当社が施工させて頂いたお客様の親族にあたる方でした。
その方の家は今回の現場の目の前。
また、左隣りにはもう1軒やはり山武杉の家が建っており、
今回で同一区画内に国産材山武杉の家が3棟並ぶ形になりました。
佐倉市での新築となるこちらの建物は、場所柄JR佐倉駅から
電車に乗って上り方面に向かう途中に、施工風景が
見て取れるかもしれません。
現場としてはこれから夏の暑さと戦いながらの施工となりますが、
完成時には、インパクトのある3棟が並ぶことになると思います。
電車に乗ったら、当社の施工物件探してみてくださいね(#^.^#)